四十肩・五十肩は早め対策がおすすめです
四十肩・五十肩について
なる方はだいたい順番に両肩なりますし、ならない方は一生ならずに済みます。「痛みが激しい疼痛期」「痛みは徐々に減退するが肩回りが硬くなり動かしづらい拘縮期」「痛みはほぼなくなり徐々に動かせるようになる回復期」という周期をたどることが多く、一般的にはだいたい1年から2年くらいで自然治癒すると言われています。時間をかけて自然に治った場合は、最大限動かした時の痛みや運動障害などが残るケースが多くあります。運動障害が残ってしまっている場合は諦めずにリハビリを続けることで徐々に回復を図っていくのが重要です。痛みの出かたは、一般的には腕を肩より高い位置に挙げる動作や腰や後頭部に手を回す動作で非常に強い痛みが生じます。また、床に手や肘を衝いた際、肩に荷重がかかり激痛を発することもあります。また特徴的なのが夜間痛で、夜に痛みが増し眠ることが出来ません。こうした激しい症状は夏よりも冬が多い傾向にありますので冷えや無意識のこわばりも関係していると言えます。四十肩・五十肩の原因
そんな四十肩・五十肩ですが、病院などでは肩関節周囲炎と呼ばれています。同じもので呼び方が違うだけです。原因としては加齢による筋肉や腱やじん帯の固さや偏った繰返し動作による軟部組織損傷などいろいろ言われていますが、原因はハッキリとはしていません。四十肩・五十肩は人によって痛みの出方と痛む箇所が微妙に違っています。ほとんどは肩甲骨と上腕骨の関節包から腕よりに痛みが走るケースが多く見られます。肩関節は筋肉・じん帯・関節包等で重たい腕を吊り下げている形状ですので常にいくらかの緊張が強いられます。人間の手は本当によく働きますので40年50年経つと接合部の肩に何かしらの不具合が出てきても不思議ではありません。百年人生でピンピンコロリを目指すなら、「ここらで一度メンテナンスが必要だよ」という身体からのサインであるとプラスにとらえることもできますね(^^)当院でのアプローチ
元々の原因としての肩関節の動きの渋さ、引っ掛かりがありますが、先ずは退行性変化や偏った使い過ぎで硬くなった組織をしっかりほぐして血流を回復させる必要があります。各所のこわばりをほぐして、全身のバランスを整えてから、肩関節の動きの渋さや引っ掛かりを取っていきます。痛みで組織が過緊張している部分、変性でこわばっている部分などを丁寧にほどいていきます。四十肩・五十肩になる方の多くが、肩関節に遊びが無くなっているので、遊びをつけて動きやすくしていきます。自動車のステアリング等もそうですが、遊びが無いと操作しにくいですし、特定の箇所に摩擦やプレッシャーが掛かり過ぎて故障の原因になります。関節も同じで、ある程度の遊びが必要です。四十肩・五十肩の方は背中や肩甲骨の動きも悪い傾向にあるので同時に動きやすく滑らかな連動をつけていきます。自然に放っておいても1年~3年程度で良くなりますが、快適な生活を早く取り戻すためにも出来るだけ早く手を入れることをおすすめしています(^^♪
2022年02月22日 19:34