膝の痛みについて01

膝を怪我したり、膝関節の変形から来る痛み
半月板損傷や靭帯断裂、変形性膝関節症(重度)など、膝を構成する骨や軟部組織に問題があり、保存療法では良くならない場合は、内視鏡手術や靭帯再建術や人工関節置換術などの外科的な処置が必要な場合があります。損傷したままで活動すると悪化させてしまうリスクもありますので出来るだけ早く専門医に相談されることをお勧めします。骨盤や股関節の歪み、腰や下肢の筋疲労から来る膝の痛み
背中や腰の筋肉が疲れたせいで骨盤が歪み、股関節からモモの筋肉が異常緊張し、膝に痛みが出る場合が非常に多くあります。背中や腰は日常的にしんどいけれども何とかだましだまし過ごせている,ある日しゃがみ込むタイミングなどで膝を大きく曲げた時に、あれっ?膝が痛い!ってことがあって、初めて接骨院や整体院にいらっしゃる方をたくさん見てきました。ご本人は膝が痛いから膝が悪いと思われていますが、膝に原因がないことがほとんどです。たまに変形性膝関節症(軽症)、棚障害、膝に水が溜まっている、オスグッドその他、膝に直接の原因がある場合もありますが、その時はご本人にも自覚があり、鑑別も付き、アプローチ方法も違ってきますので、また別の機会に触れたいと思います。
自分でできるおすすめ対処法 ①ストレッチ
先ずはモモの外側(大腿筋膜張筋)筋肉のストレッチ! お尻の筋肉のストレッチ! 骨盤・股関節の前側(腸腰筋)のストレッチ! 大腿四頭筋のストレッチ!内転筋群とハムストリングスのストレッチ! 出来れば足首やふくらはぎのストレッチもおすすめです。腰から下ほとんどですが、おすすめ準に並べてみました。
自分でできるおすすめ対処法 ②腰と背中の筋緊張緩和
テニスボールやストレッチポールで背中や腰の筋緊張をほぐしましょう。仰向けでテニスボールやストレッチポールを背中・腰に入れてゴロゴロしましょう。テニスボールでは臀筋も狙えますのでおすすめです。
自分でできるおすすめ対処法 ③膝裏とモモの付け根のこわばりを流します
膝に痛みが出ている時は、膝の裏やモモの付け根が硬くこわばっていることが多くあります。長座姿勢で膝裏やモモの付け根にテニスボールやストレッチポールを当ててごろごろしたり、直接手でもみほぐしてあげるのもおすすめです。
※しっかりと対処するにはやはり、人の手による施術が必要だと思いますが、上手くすれば自分で出来る対処法だけでも改善する可能性は十分にありますので、もし日頃から腰がつらくて、膝に怪我してないのに膝が痛いとなった時にはお試しいただくことをお勧めいたします。細かいやり方などはYouTubeなどにもたくさん出ていますので自分に合ったやり方などを探してみてくださいませ。 また、ライト整体院ではセルフケアの方法もそれぞれの方に合わせてご紹介しておりますので、ご来院の際には何でも気になることはご相談くださいませ。
***患者様から、たまにある質問***
膝の痛みに「サプリメント」ってどうなの?
膝のサプリメントを飲んだ方がいいのか?と質問されることがありますが、いつも「私ならどうするか」という形で、こう答えています。「自分が効くと思えたサプリば飲みますが、効かないと思ったサプリば飲まないです。気分で決めています(^^♪」
私は信じやすい性質なので結構いろいろなものを自分で試していますし、仕事柄、患者さんに聞かれたときに困らないように試せることは試すようにしています。ちなみに私が膝に大怪我をした時は豚足を良く食べていました。もちろんリハビリを徹底的にこなしていたので豚足の効き目がどうだったのかは分かりませんが、わりかし早く治りましたよ(^^)
「膝が笑う」のはなんで?
膝が笑うというのは、登山の下りや、ハードな散歩の後、じっと立ってるだけなのに疲れて膝ががくがくする状態ですね。下りきった後ならいいのですが、まだ下り坂が続く時は、膝は笑っていても本人は笑えない状態です。原因は、日頃はハードに使わない筋肉が疲労して、膝を支える筋肉たちが適度な筋緊張度合いを保てない状態です。力を抜いてリラックス状態で立っている時でも膝の上下の姿勢保持筋が緊張してバランスを取っているので、適度な緊張が保てないとバランスが小刻みに崩れてがくがくしてしまいます。ちなみに、登山では下山時に怪我が多いですが、こういったことも影響していると思います。
2022年02月26日 22:02